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モロフジファームのじゃがいも

耕作放棄地を活かそうと始まったじゃがいも作り



じゃがいもといえば北海道のイメージがあると思いますが
国内の生産量は長崎県が2番目なのです。
長崎は初霜が遅く、晩霜が早く終わるという恵まれた
気象条件に加え、じゃがいもの生育適温とされる
10〜23℃の時期が年2回あるため、
春作と秋作の二期作を基本にさまざまな作型が取り組まれています。



じゃがいもの生産で有名な北海道では夏から秋にかけて生育する夏作を行っています。気象の関係で北海道での収穫はこの1回になります。グラフから分かるとおり、北海道に比べると長崎で生産されているじゃがいもの生産量はごく僅かです。

特に春に収穫される新じゃがは北海道にはないため、すぐに無くなってしまいます。



生産者の高齢化や人手不足などにより、2007年から2016年までの10年間でじゃがいもの全国の生産量は23%減少しています。長崎でもほぼ同様に減少しています。長崎でも高齢化、人手不足の問題は存在し、耕作放棄地も増えています。

私たちモロフジファームはこのような問題に取り組むため、
耕作放棄地を自分たちの手で切り開き若い人材を雇用することで、
じゃがいもを生産し農業が成り立つようにしています。

現在は主力商品のグラウンドペチカ、ながさき黄金の2品種を通年生産しています。その他、ニシユタカ、デジマ、さんじゅう丸などをも適切な時期に生産しています。




  • グラウンドペチカ


  • ながさき黄金


  • デジマ


  • ニシユタカ

じゃがいもの歴史


じゃがいもの原産地は南アメリカの特にアンデスを中心とする地方であることが推測されています。日本への渡来は十六世紀末にオランダ人により長崎へもたらされたのが始まりとされています。インドネシアを経由してきたことから当時の地名にもとづいて、ジャワイモあるいはジャガタライモと呼ばれるようになったそうです。当時は嗜好が向かず普及にはいたらなかったが、一八世紀末にはロシア人がもたらした物が北海道などで栽培され、当時しばしば起こっていた飢餓がきっかけで広く普及するようになりました。

じゃがいもの生産方法


品種別特徴一覧


上手な保存方法


1.じゃがいもは常温保存をしましょう。


2.湿度を嫌うので、風通しの良い場所におきましょう。

理想は一つ一つ新聞紙に包むのが良いですが、手間になるので4、5個を新聞紙で包みましょう。新聞紙が湿ってきたら定期的に変えてあげましょう。


3.土も湿気を吸いやすいので、じゃがいもについている土はなるべく落としておきましょう。


4.じゃがいもが光に当たると光合成をして皮が緑色になったり萌芽したりします。光が当たらないように、新聞紙でカバーするなど穴を開けた黒いビニール袋をかぶせておきましょう。


5.りんごと一緒に保存すると、りんごから出るエチレンガスが発芽を抑制してくれます。


6.じゃがいもの保存は常温が適していますが、夏になると常温より冷蔵庫が良いです。冷蔵庫の中ではじゃがいものデンプンが糖分に変わり、甘みが増します。ただし、ホクホク感は失われます。


7.冷蔵庫で保存する場合は乾燥するため、じゃがいもをそのまま入れないで下さい。新聞紙などで包むなど乾燥しないように保護してあげましょう。ポイントはあまりぎゅうぎゅうに詰めすぎないように余裕を持たせて置くようにしましょう。温度としては野菜室が適当です。


じゃがいもの健康効果


熱を加えても壊れにくいビタミンCじゃがいもには風邪の予防や疲労回復、肌荒れに良いビタミンCを多く含みます。一般的に熱に弱く壊れやすいビタミンCですが、イモ類のビタミンCはデンプンに包まれているおかげで熱を加えても壊れにくいのが特徴です。カリウムが多い高血圧を防いでくれるカリウムが多く含まれています。カリウムには体内の塩分(ナトリウム)を排泄し、血圧を下げる働きがあります。味噌汁などに入れると塩分の取りすぎを防げます。食物繊維が多いじゃがいもには食物繊維が多い。便秘の解消に繋がります。